第一巻:『四つ子ぐらし』第一巻|四姉妹の秘密と絆が紡ぐ感動ストーリー

四つ子ぐらし

「家族ってなんだろう?」そんな普遍的な問いを、施設育ちの四つ子という斬新な設定で描いた『四つ子ぐらし』。第一巻を読み終えた興奮さめやらぬまま、感想を書いてみます。

著者の日向ひまりさんは、難しいテーマなのに読者を引き込む温かい筆致で物語を紡いでいます。特にAudible版で岸本あいさんが演じる四姉妹の声の演じ分けは圧巻。それぞれの個性が声だけで伝わってきます。

物語は主人公の宮美三風が「中学生自立練習計画」に参加し、同じ家で暮らすことになった少女たちが自分と瓜二つだと気づくところから始まります。自分たちが四つ子だったなんて!この衝撃的な展開に、電車の中で思わず声を上げそうになりました。

一花、二鳥、三風、四月の四姉妹がそれぞれ異なる施設で育ち、全く違う価値観を持つという設定が絶妙です。特に印象的だったのは、おしゃれ好きの二鳥がみんなにお揃いの髪飾りを買ってきたときの一幕。「無駄遣い」と冷たく言い放つ一花と、傷つく二鳥のやりとりに胸が痛みました。でも、それが二鳥なりの「家族になりたい」という願いだと分かったとき、読者の誰もが二鳥に共感するはず。

個人的に好きなのは、物静かで本の虫の四月です。感情表現が苦手なのに姉妹を観察している様子が可愛くて、思わず応援したくなります。この子の成長が今後どう描かれるのか楽しみです。

ところで、「なぜ四姉妹は離ればなれになったのか」という謎も気になります。政府の「自立練習計画」という設定も、何か裏があるような…。単なる成長物語ではなく、ミステリー要素も含まれているのが読者を飽きさせない秘訣かもしれません。

家事分担や学校生活など日常の描写も細やかで、「四人で暮らす」ことのリアルな難しさと楽しさが伝わってきます。お互いの得意・不得意を認め合い、少しずつ歩み寄る姿に、私自身の家族のことを考えさせられました。

KADOKAWA社の公式サイトによると、この作品は少女漫画の実写ドラマ化も決定しているとか。キャスティングが楽しみですね!

次の巻では四姉妹の過去や、彼女たちをとりまく大人たちの思惑がどう描かれるのか、今から待ちきれません。みなさんもぜひ手に取ってみてください。温かい気持ちになれる一冊です。

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