還暦SEが見た「酪農危機」──北海道の未来は牛乳が握る?

広大な緑の牧草地に牛が放牧され、遠くには雪山と朝日が輝く北海道の風景。中央下部に「酪農危機と北海道の未来」と書かれている。
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桜田泰憲です。還暦を過ぎて、何を今さら記事なんて書いているんだと家族には呆れられていますが、どうしても書かずにはいられない。

同僚のmikuが集めてきた酪農関連の資料を見て、正直言って動揺しました。システムエンジニアを40年近くやっていると、データの読み方は身につくものですが、今回ばかりは数字を信じたくなかった。羅臼で生まれ育った私にとって、酪農は単なる産業じゃない。子どもの頃から見てきた風景そのものなんです。


なぜ今、酪農なのか──数字が突きつける現実

mikuの資料を夜中にひっくり返していて、愕然としました。北海道の生乳生産は確かに全国の半分以上を占めているのに、酪農家の数は10年で3割減少。これ、システム障害なら即座に原因究明に入るレベルの異常事態です。

でも酪農は違う。システムダウンしても代替機に切り替えればいいITとは違って、一度失われた酪農地域は二度と戻らない。

羅臼の実家の近所にも牧場がありました。子どもの頃は毎朝、牛の鳴き声で目が覚めたものです。あの牧場、今はもうありません。跡地には太陽光パネルが並んでいる。効率的かもしれませんが、なんだか寂しいんですよ。

酪農って実は地域の「インフラ」なんです。牛乳を作るだけじゃなくて、学校給食、地域雇用、災害時の食料確保、観光資源──全部つながっている。一つ欠けると、ドミノ倒しのように地域全体が傾く。

システムエンジニアの仕事でよく言うんですが、「単一障害点」って概念があります。一箇所壊れただけで全体が止まってしまう危険な設計のこと。地方にとって酪農は、まさにその単一障害点になっているんです。

スマート酪農という希望──でも現実は厳しい

士幌町の取り組みをmikuが調べてくれていました。IoT推進ラボって聞いて、最初は「また行政の横文字か」と思ったんですが、調べてみると本気度が違う。

農業IoT機器「e-kakashi」、GPS付きトラクター、衛星写真による収穫予測。これ、私が昔設計していた工場の生産管理システムと発想が同じです。データを集めて、分析して、最適化する。理にかなっている。

搾乳ロボットなんて、まさに私たちの世界でいう「無人化システム」そのものですよ。24時間稼働、エラー自動検知、個体別データ管理──システム屋から見ると、よくできたシステムです。

でも問題は金です。2500万円から4000万円。うちの会社でサーバーシステム一式導入するときでも、これほどかからない。中小の酪農家にとっては、まさに「清水の舞台から飛び降りる」覚悟が必要な投資額でしょう。

しかも、システムは導入して終わりじゃない。保守費用、アップデート費用、故障時の対応──ランニングコストがバカになりません。ITの世界では「TCO(Total Cost of Ownership)」って言葉がありますが、酪農ロボットのTCOを計算すると、相当な覚悟が必要です。

ただ、士幌町のような先進事例を見ていると、可能性は感じます。データ活用で生産性向上、労働時間削減──これはまさに私たちが40年かけてITでやってきたことの農業版です。

ヘルパー制度の現実──システムとしての素晴らしさ

酪農ヘルパー制度を調べていて、システムエンジニアとして感心しました。これ、ITでいう「冗長化システム」の考え方なんです。

メインサーバーがダウンしたときに備えて、バックアップサーバーを用意しておく。酪農家が休むときに備えて、代替要員を用意しておく。発想は全く同じです。

1日15,000円という料金設定も絶妙です。高すぎず、安すぎず。システム運用の世界でいう「適正価格」の範囲内です。

標津町の事例を見ていると、実際に中標津町から移住してきた日夏萌さんという方が、東京のコンサル業界から酪農ヘルパーに転身されています。これ、地方創生の一つのモデルケースですよね。

私自身、若い頃に羅臼を出たクチですから、こういう「戻ってくる理由」があるのは羨ましい。当時の羅臼には、私のようなシステム屋の仕事なんてありませんでしたから。

でも考えてみると、酪農ヘルパーって「出張SE」みたいなものかもしれません。困っているシステムを助けに行く。技術と経験を活かして、現場の問題を解決する。やりがいはありそうです。

政策の現実──ユーザビリティが最悪すぎる

新規就農者支援制度を調べていて、システム屋として頭を抱えました。機能は充実しているんです。でも使い勝手が最悪。

これ、1990年代の官公庁システムみたいです。画面は複雑、操作手順は煩雑、エラーメッセージは不親切。せっかく予算を組んでも、使う人がいない。

申請書類の煩雑さなんて、まさに「悪いUI設計」の典型例です。必要な情報を入力するのに何時間もかかる。審査に何ヶ月もかかる。これじゃあ、利用者は逃げますよ。

私が設計するなら、ワンストップサービスにします。必要な情報は一度の入力で済むように。進捗状況はリアルタイムで確認できるように。承認プロセスは自動化できる部分は全部自動化する。

でも、これは酪農だけの問題じゃありません。日本の行政システム全体の課題です。デジタル庁ができたから少しは改善されるかもしれませんが、現場レベルでの変化はまだまだ時間がかかりそうです。

若者が帰らない理由──私にも分かる気持ち

十勝の後継者支援策を見ていて、複雑な気持ちになりました。SNSでの情報発信、住宅支援、研修制度──内容は悪くありません。

でも私が若かった頃を思い出すと、地方を出る理由って「将来が見えない」ことだったんです。羅臼にいても、自分の技術を活かせる場所がなかった。IT業界で働きたいなら、どうしても札幌か本州に出るしかなかった。

今の若い酪農家も、似たような気持ちなんじゃないでしょうか。技術は身につけたい、でも将来性に不安がある。地域に残っても、本当に食べていけるのか──

ただ、今は状況が変わってきています。リモートワークが普及して、地方にいてもできる仕事が増えた。IoTやデータ分析なんて、まさに私の専門分野です。こういう技術を酪農に活かせる時代になってきている。

若い人には、もう一度地方の可能性を見直してもらいたいですね。私みたいに60歳になってから「故郷っていいな」と思っても、もう遅いんです。

中標津町の戦略──これは見事だった

「牛乳で乾杯条例」を初めて知ったとき、正直「何それ?」と思いました。でも調べてみると、これは見事なブランド戦略です。

2014年に全国初の条例を制定して、「牛乳で乾杯」を地域文化として定着させる。A2ミルクという新商品を開発して、付加価値を高める。ふるさと納税の返礼品としても活用する。

システム設計でいう「統合的アプローチ」ですね。一つの施策で複数の効果を狙う。効率的です。

中標津町の乳牛飼育頭数は約3万9千頭。これだけの規模があるからこそ、ブランド戦略が成り立つ。小さな町では真似できない手法かもしれません。

でも考え方は参考になります。「地域の特色を活かす」「新しい価値を創造する」「継続的に発信する」──これは地方創生の基本です。

ただ、気になるのは持続性です。条例を作ったのは2014年。もう10年経っています。最初の盛り上がりを維持し続けるのは、実は一番難しいんです。

データが示す冷徹な現実

システムエンジニアを長くやっていると、数字に対してはシビアになります。希望的観測は禁物。データが示す現実を受け入れることから始めないといけません。

士幌町のIoT推進ラボみたいな取り組みは素晴らしいですが、実際の効果測定はどうなっているのか。投資対効果は出ているのか。継続的な改善サイクルは回っているのか。

KPIの設定と測定──これはシステム運用の基本です。生乳生産量、新規就農者数、ブランド売上、IoT活用度。数値目標を設定して、定期的に測定して、改善策を検討する。

でも現実は厳しい数字ばかりです。生乳生産量は減少傾向、後継者数は目標未達、全体的な縮小トレンドは止まらない。

これは「レガシーシステム」の問題と似ています。古いシステムを使い続けているうちに、だんだん時代に合わなくなって、最終的には全面的な刷新が必要になる。

酪農業界も、そういう転換点に来ているのかもしれません。

地方の命綱としての酪農

60年生きてきて、webライターを始めて5年。いろんな業界を見てきましたが、酪農ほど「地域密着型」の産業はありません。

工場は移転できます。オフィスも移転できます。でも牧場は移転できない。土地と気候と、そこに住む人々と一体になって成り立っている。

私たちIT業界は「クラウド化」「グローバル化」を進めてきました。どこにいても同じ仕事ができるように。でも酪農は違う。その土地でしかできない仕事です。

だからこそ、一度失われると取り戻すのが困難なんです。システムはバックアップから復旧できますが、地域文化は簡単には復活しません。

士幌町のIoT推進、中標津町の条例制定、標津町のヘルパー制度──これらはバラバラの取り組みに見えますが、実は全部つながっている。地域を支える「システム」の一部なんです。

これからの地方は、こういう複合的なアプローチが必要になると思います。一つの施策だけでは効果が限定的。複数の施策を組み合わせて、相乗効果を狙う。

私たちにできること

コンビニで牛乳を買うとき、産地を確認していますか?私は最近、意識的に北海道産を選ぶようにしています。微々たる貢献かもしれませんが、消費者として意思表示はできる。

ふるさと納税も活用しています。中標津町の「なかしべつ牛乳」を返礼品でもらって、家族で「牛乳で乾杯」をやってみました。家内には「何やってるの?」と笑われましたが、これも地域支援の一つです。

でも一番大切なのは、この問題を知ることだと思います。酪農の現状、地方の課題、私たちにできる支援方法──知らなければ、行動のしようがありません。

システムエンジニアとして40年、地方出身者として60年。データと向き合い、故郷を想う一人の人間として、この問題は他人事ではありません。

酪農が消えれば、確実に地方は死にます。でも逆に言えば、酪農を支えることができれば、地方には希望があるということです。

技術の力、制度の力、そして何より私たち一人ひとりの力で、この流れを変えていけると信じています。還暦を過ぎてから、こんなことを考えるようになるなんて、自分でも意外ですが──

今回、参考にしたサイト
地方版IoT推進ラボの窓口一覧
士幌町IoT推進ラボ(PDF)
北海道のIoTを知っていますか?
地域のIoTビジネス創出支援(IPA)
「地方版IoT推進ラボ」を活用しよう
全国の地域ラボ一覧
北海道士幌町基本計画(PDF)
士幌町 地方創生「推進交付金」事業の検証(PDF)
中標津町牛乳消費拡大応援条例(Wikipedia)
中標津町公式「牛乳で乾杯条例」ページ
全国初の『牛乳で乾杯条例』制定10周年と地域ブランド化
牛乳で乾杯の町!中標津町
北海道中標津町 牛乳で乾杯条例10周年記念事業
標津で農業始めませんか?(標津町農業協同組合)
搾乳や給餌以外の業務に取り組んでいる酪農ヘルパー利用事例(PDF)
酪農ヘルパーの朝(農林水産省)
有限会社ファム・エイ(酪農ヘルパー)


桜田泰憲(さくらだ・やすのり)
1964年6月生まれ、北海道目梨郡羅臼町出身。石油関係会社で現場業務を務める傍ら、webライターとして5年間活動。同僚レポーター・mikuの取材協力を得て、地方問題を中心に執筆活動を展開中。

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ケンミンSHOWが映す「地方文化の光と影」—データと現地取材で見えた真実

文:桜田 泰憲

記事執筆の経緯

石油関係の会社で働く私が、この記事を書くことになったのは偶然の出会いからだった。

知り合いが立ち上げて、私がシステムを担当しているIT企業の同じ職場に勤める全国レポーターのmiku(みく)が、地方文化をテーマにした長期取材から戻ってきた時のことだ。彼女が持ち帰った取材ノートとデータを整理する手伝いを頼まれたのがきっかけだった。

「もんじゃにシロップって本当にあるんですか?」

北海道出身の私には馴染みのない話だったが、ITエンジニアとしてのデータ分析スキルを活かして、彼女の取材資料を体系的に整理していくうちに、興味深い事実が浮かび上がってきた。

webライターとしての副業経験も5年になる私は、この貴重な取材データをもとに記事化の許可を得て、独自の分析を加えて執筆することにした。

mikuの取材で明らかになった番組の影響力

mikuが調査した『秘密のケンミンSHOW』は、2007年10月11日から放送開始され、現在まで17年以上続いている長寿番組だ。2020年3月をもって司会を務めていたみのもんたが降板し、4月からは爆笑問題の田中裕二が2代目司会に就任、タイトルも『ディスカバリー・エンターテインメント 秘密のケンミンSHOW 極』に変更された。

番組の影響力について、私がシステムエンジニアの技術を使って整理した視聴率データは以下の通りだ:

視聴率データ
  • 関東地区最高視聴率:2010年3月4日放送分の19.2%(ビデオリサーチ調べ)
  • 関西地区最高視聴率:2015年1月22日放送分の24.4%(オリコン調べ)
  • ケンミンSHOW極以降の最高視聴率:2020年4月30日放送分の13.8%

私がデータベース的にアプローチして分析したところ、この番組が地方文化の見方を根本的に変えたことが数値からも読み取れる。従来「恥ずかしい」とされていた地域の特色が、「誇るべき文化」として再評価される現象が全国で起きている。

同僚の現地取材から見えたもんじゃの真実

mikuが月島で実施した現地取材の記録を整理する中で、もんじゃの歴史について興味深い事実が判明した。

農林水産省の資料によると、食料難であった昭和20年代頃、うどん粉を溶いて醤油やシロップを加えたシンプルなもんじゃ焼きが子どもたちに広く親しまれていたという記録がある。

mikuの取材ノートには、月島の「もんじゃ近どう本店」での聞き取り内容が詳細に記されていた。戦後まもない時期に駄菓子屋の一角でもんじゃを焼いていたころからの由緒ある店だが、現在の観光客向けメニューと、かつて地元の人が慣れ親しんだ味は必ずしも同じではないという証言があった。

ITエンジニアとしての私の視点から分析すると、これは「システムの仕様変更」に似ている。元の機能(地元の子どもたちの駄菓子)から、新しい要件(観光客のニーズ)に合わせてアップデートされた結果、一部の機能が変更されたということだ。

データベース化したババヘラアイスの歴史

mikuが秋田で収集した「ババヘラアイス」に関する情報を、私がシステマティックに整理した結果がこちらだ。

一説には1948年(昭和23年)に児玉冷菓創業者の児玉正吉が、冷凍機を導入してアイスキャンデー屋を開業し、「悪くなる前に売り切る術に長けている」魚屋に委託して行商を始めたのが起源とされる。

販売形態の特徴:

販売スタイル情報
  • 販売員:中年以上の女性(ババ)
  • 道具:金属製の「ヘラ」を用いてコーンへ盛りつけ
  • 期間:降雪期を除いた春から秋(主に夏場)
  • 場所:幹線道路そばやイベント会場

私のようなシステム担当者の目で見ると、この販売システムは非常に効率的だ。移動式で在庫管理がシンプル、現金決済でトランザクションも簡潔。長年続いているのは、システムとして優秀だからだろう。

mikuの地方メディア取材から見えた温度差

mikuの取材ノートには、地方の新聞社やテレビ局関係者との会話も記録されていた。ある地方紙記者の発言として「東京のテレビ局に地元の魅力を教えられるのは複雑な気持ちです。でも、結果的に注目されるならそれでいいのかもしれません」という記述があった。

webライターとして情報発信に携わる立場から言えば、これは「情報の流通構造」の問題だ。従来は東京発のメディアが一方的に地方を「発見」していたが、SNSの普及により双方向の情報交換が可能になっている。

システムエンジニアから見た文化継承の構造

ITエンジニアとしての経験から言えば、文化の継承はシステムの保守に似ている部分がある。

レガシーシステム(古い文化)を新しい技術(メディア露出)で無理にアップデートすると、元の仕様(本来の意味)が失われることがある。しかし、何もしなければシステム(文化)自体が廃れてしまう。

重要なのは:

文化継承の工夫
  • コアな機能の保持:文化の本質的価値を維持
  • インターフェースの改善:現代的な発信方法の採用
  • 後方互換性:従来の利用者(地元民)への配慮
  • 段階的移行:急激な変更を避ける

webライターとして分析するSNS時代の情報発信

副業でwebライターをしている経験から、現在の地方文化発信について分析してみた。

SNSにより、地方からの直接的な情報発信が技術的に可能になった。これは従来の「東京→地方」という一方向の情報流通を変える可能性を秘めている。

しかし、データを見る限り、個人レベルでの発信はまだ限定的だ。TwitterやInstagramで地元文化を発信するアカウントは増えているが、フォロワー数や拡散力では従来のマスメディアに及ばない。

mikuの取材データから見る番組の功罪

同僚のmikuが17年間の番組データを分析した結果をまとめると、以下の功罪が見えてくる。

功の部分

  • 地方文化への全国的な関心の向上
  • 過疎化が進む地域への注目度アップ
  • 地元住民の文化への誇り再生

罪の部分

  • 文化の表面的な切り取りによる本質の見落とし
  • 「キャラクター化」による文化の単純化
  • 一過性のブームで終わるケースの存在

システム開発の世界では、要件定義が不十分だと後で大きな問題になる。メディアが地方文化を扱う際も、同様に「要件(目的)」を明確にすることが重要だと思う。

データエンジニアの視点から見た今後の展望

私のようなシステム担当者の目で見ると、地方文化の情報発信は技術的なインフラは整っているが、「運用」の部分で課題がある。

必要なのは:

文化継承の工夫
  • コアな機能の保持:文化の本質的価値を維持
  • インターフェースの改善:現代的な発信方法の採用
  • 後方互換性:従来の利用者(地元民)への配慮
  • 段階的移行:急激な変更を避ける

結論:システムとしての文化継承

mikuの取材データを整理し、ITエンジニアとwebライターの視点で分析した結果、一つの結論に至った。

地方文化は「生きているシステム」だということだ。固定されたデータベースではなく、常に更新され続ける動的なシステム。メディアがそれを「発見」し、全国に紹介することで新たなバージョンが生まれることもある。

重要なのは、バージョンアップの過程でコアな価値を失わないこと。もんじゃにシロップをかけて食べる文化も、ババヘラアイスの販売形態も、そこには確実に人々の生活と歴史が刻まれている。

私たちに必要なのは、表面的な「面白さ」を追求するのではなく、システムの根幹にある価値を理解しようとする姿勢だろう。データを扱うエンジニアとして、また情報を発信するライターとして、地方文化という貴重な「システム」を次世代に引き継ぐ責任を感じている。

北海道で生まれ育ち、本州の企業で働きながら地域の違いを日々感じている私だからこそ、同僚mikuの取材データから見えてきた地方文化の真の価値を、正確に伝えたいと思う。


謝辞
本記事は同僚の全国レポーターmiku(みく)の詳細な取材データをもとに執筆しました。現地での聞き取り調査や資料収集にご協力いただいた各地の関係者の皆様に深く感謝いたします。


桜田 泰憲
1964年6月生まれ、北海道目梨郡羅臼町出身。石油関係の会社でシステム担当として勤務。webライター歴5年。ITエンジニアの経験を活かし、データに基づいた分析記事を得意とする。同僚の全国レポーターmikuとの共同作業を通じて地方文化研究に取り組んでいる。

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